
『プログラマーになりたいけど、英語が苦手でも大丈夫かな…』
『エラーメッセージが英語で表示されると、それだけで不安になる…』
『エンジニアって、どのくらい英語ができないといけないんだろう?』
エンジニアを目指すにあたり、英語が苦手なことを理由に一歩を踏み出せずにいる方もいるでしょう。
未経験からエンジニアを目指す段階で求められるのは、英語を話す力ではなく、決まった英単語を読む力です。
この記事では、エンジニアが英語を使う場面から、工程によって変わる英語力の目安、苦手な方の勉強法までを解説します。
CIN GROUPでは、異業種から転職した100名以上のエンジニアデビューを支援してきました。
当社のキャリアプランや各制度について気になった方は、下記エントリーボタンより、お気軽にエントリーください。
100名以上の
未経験エンジニアが活躍中!
この記事の内容を、約1分の動画にまとめています。
エンジニアに必要な英語のレベルをすばやく知りたい方や、文字を読む時間がない方は、まずこちらの要約動画をご覧ください。

| 英語の使い方 | 主な場面 | 未経験の入社直後 |
|---|---|---|
| 読む | エラーメッセージ、公式ドキュメント | 必要(翻訳ツールで補える) |
| 書く | 変数名、コメント、変更履歴のメッセージ | 決まった単語が使えれば足りる |
| 話す・聞く | 海外のエンジニアとの会議、外資系企業 | 多くの現場では求められない |
エンジニアの仕事で英語に触れる機会は確かに多いものの、未経験から入社した直後に求められるのは、ほとんどが『読む』英語です。
プログラミングで扱う英語は、日常会話のように相手に合わせて言葉を選ぶものではなく、決まった単語と決まった言い回しの繰り返しにすぎません。
一方で、海外のエンジニアと会話するような英語が求められるのは、外資系企業や海外とやりとりのある一部の現場に限られます。
なお、どの程度英語を使うかは配属先(現場)によって異なるため、表の内容は一般的な目安として捉えてください。
プログラミング言語の多くは英語圏で生まれたため、命令や文法には英単語がそのまま使われています。
たとえば、条件によって処理を分ける『if』は『もし』、処理の結果を返す『return』は『返す』という意味で、英語の意味を知っていれば命令の働きも想像しやすくなります。
ただし、プログラミングで使われる英単語の種類は、日常会話や受験英語で覚える単語に比べると思っているほど多くありません。
同じ命令を何度も書くうちに自然と覚えていくものが大半で、英文法の知識がなくてもコードは書ける点は安心してよいところです。
むしろ大切なのは、英単語の意味を手がかりに『この命令は何をしているのか』を考える習慣で、その習慣が身につくと初めて見るコードも読み解きやすくなるでしょう。
英語が得意かどうかよりも、知らない単語に出会ったときにすぐ意味を調べる姿勢のほうが、学習の進み方を大きく左右します。
英語に苦手意識があっても、未経験からエンジニアを目指すことは十分に可能です。
国内の企業向けにシステムを開発する現場では、お客様との打ち合わせや設計書、チーム内のやりとりの多くが日本語で行われます。
英語に触れるのは主にエラーメッセージや技術情報を調べる場面で、意味の分からない部分は翻訳ツールで確かめながら読み進めることも珍しくありません。
また、日本語で書かれた技術書や解説記事も充実しているため、学び始めの段階では、英語の資料だけに頼らなくても学習を進められます。
実際に、英語に自信がないまま異業種からエンジニアに転職し、現場で活躍している人も少なくありません。
未経験のエンジニアに求められるのは、英語力よりも、分からないことを調べて解決する力です。

エンジニアが英語に触れる場面は、大きく分けると上の4つに整理できます。
このうち未経験の段階から日常的に向き合うのは最初の3つで、どれも『読む』か『決まった単語で書く』英語が中心です。
4つ目の海外とのやりとりは関わる現場が限られるため、将来の選択肢の一つとして知っておけば問題ありません。
プログラムを動かして問題が起きると、画面には英語のエラーメッセージが表示されます。
英文が並ぶと身構えてしまうかもしれませんが、エラーメッセージには『どこで』『何が』起きたのかが決まった形式で書かれています。
たとえば『NullPointerException』であれば中身が空のデータを使おうとしたことを、『not found』であれば指定したファイルやデータが見つからないことを示すメッセージです。
よく出るエラーの種類は限られているため、何度か同じエラーに出会ううちに、英文を訳さなくても原因の見当がつくようになっていきます。
エラーメッセージを読まずにすぐ人に質問してしまうと、解決までの時間がかえって長くなりがちです。
まずはメッセージの中から知っている単語を拾い、原因の手がかりを探してみることが、英語にもプログラミングにも慣れる近道になります。
プログラミング言語やフレームワークの使い方を正確に知りたいときは、開発元が公開している公式ドキュメントを確認します。
公式ドキュメントの多くは英語で書かれており、新しいバージョンの情報や細かい仕様は、日本語の解説記事よりも先に英語で公開されることが一般的です。
また、エラーの解決方法を調べていると、海外のエンジニアが質問や回答を投稿している技術系のサイトにたどり着くことも少なくありません。
ただし、技術文書の英語には、同じ用語や言い回しが繰り返し使われるという特徴があります。
専門用語さえ押さえれば読める文章が多く、文学作品のように込み入った表現が出てくることはほとんどありません。
最初は翻訳ツールの力を借りながら、コード例と説明文を照らし合わせて読むだけでも、必要な情報は十分に拾えます。
プログラムの中で値を入れておく箱には名前を付ける必要があり、この名前は英語で付けるのが一般的です。
たとえば、ユーザーの名前を入れる変数なら『userName』、合計金額なら『totalPrice』のように、中身が一目で分かる英単語を組み合わせて名付けます。
名前の付け方が分かりにくいと、後からコードを読んだ人が中身を理解できず、修正のたびに時間がかかってしまいます。
とはいえ、求められるのは中身を正しく表す英単語を選ぶ力であり、英作文の力ではありません。
現場ごとに名前の付け方のルールが決められていることも多いため、既存のコードを参考にしながら書けば、迷う場面はそれほど多くないはずです。
コードの横に残す説明書き(コメント)を英語と日本語のどちらで書くかも、現場のルールによって異なります。
話す・聞く英語が求められるのは、海外の開発チームと協力するプロジェクトや、外資系企業のシステムに関わる現場です。
こうした現場では、オンライン会議で進捗を共有したり、チャットで仕様を確認したりと、英語でのやりとりが日常的に発生します。
一方で、国内向けのシステム開発が中心の現場では、英語で会話する機会はほとんどありません。
CIN GROUPの求人でもコードを書く際に英語を活かすことも可能としており、英語が得意な方にとっては強みになる場面があります。
ただし、英語を使う機会があるかどうかは配属先(現場)によって異なるため、英語が苦手だからといって不利になるわけではありません。
英語を武器にしたい方は、将来の選択肢の一つとして意識しておくとよいでしょう。

| 英単語 | 意味 | よく目にする場面 |
|---|---|---|
| error | 誤り | プログラムが正しく動かなかったとき |
| warning | 警告 | 動くものの、問題につながるおそれがあるとき |
| null | 値が空であること | データが入っていないとき |
| function | 関数(ひとまとまりの処理) | 処理を部品として定義するとき |
| return | 返す | 処理の結果を呼び出し元に戻すとき |
| request | 要求 | 画面からサーバーへデータを送るとき |
| response | 応答 | サーバーから結果が返ってくるとき |
| commit | 確定する | 変更内容を記録として残すとき |
| deploy | 配置する | 作ったプログラムを本番環境に反映するとき |
表の英単語は、エラーメッセージや設計書、チーム内の会話の中でも日常的に登場します。
いずれも辞書的な意味だけでなく、プログラミングの世界での使われ方とセットで知っておくことが大切です。
たとえば『commit』は本来『約束する』という意味でも使われますが、開発の現場では変更内容を記録として確定させる操作を指します。
単語帳のようにまとめて暗記するよりも、エラーやコードの中で出会うたびに意味を調べるほうが、使われ方と一緒に覚えられるため定着しやすくなります。
最初から全部を覚える必要はなく、学習や業務の中で何度も目にするうちに、自然と身についていきます。

| 工程 | 英語の主な使い方 | 求められる度合い(一般的な目安) |
|---|---|---|
| 実装・テスト | エラーメッセージや技術情報を読む | 読む英語が中心 |
| 詳細設計 | 技術資料を読む、命名やコメントを書く | 読む・書く英語 |
| 基本設計・要件定義 | 国内案件ではお客様とのやりとりは日本語が中心 | 案件によって異なる |
| 海外案件・外資系 | 会議やチャットで英語を使う | 話す・聞く英語も必要 |
英語の出番は、どの工程を担当するかによって変わってきます。
未経験から入社した方が最初に担当することの多い実装やテストでは、エラーや技術情報を読む英語が中心です。
担当する工程が上流に進むほど、扱う資料や関わる相手が増えるため、英語に触れる場面も変わっていきます。
なお、表はあくまで一般的な目安であり、どの工程でどの程度英語を使うかは配属先(現場)によって異なります。
未経験からエンジニアとして働き始めると、多くの場合は設計書に沿ってプログラムを書く実装や、動作を確かめるテストの工程から経験を積んでいきます。
この段階で英語に触れるのは、エラーメッセージを読んだり、使っているツールの使い方を調べたりする場面がほとんどです。
設計書や作業の指示は日本語で書かれていることが一般的なため、仕事の進め方そのものが英語で分からなくなる心配は大きくありません。
分からない英文が出てきたら、翻訳ツールで意味を確かめたうえで、先輩に質問しながら解決していけば十分です。
この時期の英語との向き合い方は、読める単語を一つずつ増やしていくことに尽きます。
英語力を理由に仕事が止まることよりも、調べ方が分からずに手が止まることのほうが多いため、調べる力を磨いておくと安心です。
実装の経験を積んで詳細設計を任されるようになると、技術資料を読み込んで設計に反映したり、仕様を文書にまとめたりする場面が増えていきます。
さらに基本設計や要件定義に進むと、お客様と打ち合わせをして仕様を決める仕事が中心になりますが、国内向けの案件であればやりとりは日本語が基本です。
つまり、工程が上がるほど英語が必須になるわけではなく、海外と関わる案件かどうかによって英語の必要度は大きく変わります。
反対に、英語に苦手意識がある方でも、国内案件で上流工程まで経験を積んでいくことは十分に可能です。
英語を使う機会を増やしたい方は、経験を積んだうえで、海外とのやりとりがある案件に挑戦するという道も考えられます。
プログラマーとシステムエンジニアが担当する工程の違いは、以下の記事で解説しています。
エンジニアの求人で英語力の条件として示されることが多いのが、TOEICの点数です。
ただし、点数が応募条件になっているのは、外資系企業や海外とのやりとりが多い求人など、英語を日常的に使う職場が中心です。
国内向けのシステム開発を行う企業では、未経験者の応募条件にTOEICの点数を設けていないケースが多く見られます。
英語力の目安として意識しておきたいのは、点数よりも技術的な英文を辞書や翻訳ツールを使って読み解けるかどうかです。
英語ができるエンジニアは、関われる案件の幅が広がり、年収面でも選択肢が増える傾向にあります。
英語を強みにしたい方は、エンジニアとしての経験を積みながら、少しずつ英語力を伸ばしていけば遅くはありません。

英語が苦手な方にとって心強いのが、翻訳ツールやAIの存在です。
英文のエラーメッセージや技術資料を日本語に訳したり、内容を要約させたりできるため、英語の壁は以前よりかなり低くなっているといえます。
ただし、業務でどのツールを使ってよいかは配属先(現場)のルールによって異なり、社外のサービスに情報を入力することが禁止されている現場もあります。
ツールを使うときは、事前に現場のルールを確認しておくことが欠かせません。
翻訳ツールで技術ドキュメントを読むときは、文章全体を一度に訳すよりも、段落ごとに区切って訳すほうが意味をつかみやすくなります。
また、専門用語は翻訳ツールによって不自然な日本語に置き換えられてしまうことがあるため、注意が必要です。
たとえば、課題を意味する『issue』が『発行』、作業の分岐を意味する『branch』が『枝』と訳されると、プログラミングの文脈では意味が分かりにくくなってしまいます。
こうした専門用語は英語のまま覚えてしまうほうが、結果的に理解が早くなるでしょう。
訳文だけを読むのではなく、原文とコード例を並べて確認する習慣をつけておくと、少しずつ英語のまま読める部分が増えていきます。
翻訳ツールは英語を読まずに済ませる道具ではなく、英語を読む力を育てる補助として使うのが理想的です。
最近では、エラーメッセージをAIに貼り付けるだけで、原因や修正方法の候補を示してもらえるようになりました。
便利な一方で、AIの回答をそのまま試すだけでは、なぜそのエラーが起きたのかを理解しないまま作業が進んでしまいます。
AIの回答が常に正しいとは限らず、的外れな修正案が示されることもあるため、最後に判断するのはエンジニア自身です。
その判断の土台になるのが、エラーメッセージを自分で読んで原因の見当をつける力にほかなりません。
まずは自分でエラー文を読んで仮説を立て、そのうえでAIに確認するという順番を意識すると、英語とプログラミングの両方の力が伸びていきます。
AIを使ったプログラミングの方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。

エンジニアを目指すための英語の勉強は、一般的な英会話や受験英語の勉強とは進め方が異なります。
大切なのは、プログラミングの学習と英語の学習を分けずに進めることです。
上の3つのステップはどれもプログラミングを学びながら取り組めるため、英語のためだけに時間を確保する必要はありません。
最初の一歩としておすすめなのが、プログラミングの学習中に出てきたエラーメッセージを、翻訳ツールに通す前に自分で読んでみることです。
全文を理解できなくても、『error』『not found』『undefined』といった知っている単語を拾うだけで、何が起きているのかの見当はつけられます。
見当をつけたうえで翻訳ツールの訳と照らし合わせれば、自分の読み方が合っていたかどうかを確かめられます。
これを繰り返すうちに、よく出るエラーは英語のまま意味が分かるようになっていくはずです。
エラーメッセージは短い文で書かれていることが多いため、長い英文に抵抗がある方でも取り組みやすいのが利点といえます。
学習の中でつまずいた場面そのものが英語の教材になると考えれば、エラーに出会うことも前向きに捉えられます。
エラーメッセージに慣れてきたら、学んでいるプログラミング言語やフレームワークの公式ドキュメントにあるチュートリアルに挑戦してみましょう。
チュートリアルは、手を動かしながら基本的な使い方を学べるように作られた入門用の解説で、説明文とコード例がセットになっています。
英文の説明が分からなくても、コード例を実際に動かしてみると、何を説明しているのかが見えてくることが少なくありません。
コードを手がかりに英文を読む経験を重ねることで、技術文書特有の言い回しにも自然と慣れていきます。
分からない部分は翻訳ツールで確認しながら進めて構いませんが、一度は英文のまま読もうとしてみることが上達につながります。
公式ドキュメントを読めるようになると、日本語の情報がまだ少ない新しい技術にも取り組みやすくなるでしょう。
プログラミングの学習が軌道に乗り、英語にも少し余裕が出てきたら、技術系の英語に絞って学ぶ時間を設けるのも一つの方法です。
エンジニアが仕事で使う英語は分野が限られているため、一般的な英会話から始めるよりも、技術記事や開発ツールの解説を英語で読むほうが効率よく力を伸ばせます。
たとえば、使っているツールの更新情報や、海外の技術系サイトの記事を一日一本読むといった小さな習慣から始めると続けやすくなります。
英語を話す力は、海外とのやりとりがある現場を目指すと決めてから伸ばしても遅くありません。
まずは目の前のプログラミング学習を優先し、その中で出会う英語から少しずつ慣れていくことを意識してください。
プログラミングを独学で進める方法については、以下の記事で解説しています。

英語に苦手意識があっても、未経験からエンジニアとして成長していくには、基礎を学べる環境と経験を積める現場の両方が欠かせません。
CIN GROUPが整えているのは、未経験からでも学べる研修制度と、実務に入る前の段階から基礎を身につけられる環境です。
資格取得支援制度では、基本情報技術者試験やJava Silverなどの資格取得費用を会社が負担しており、知識を体系的に身につけたい方の後押しになっています。
また、コードを書く際に英語を活かすことも可能なため、英語が得意な方にとってはその力を発揮できる場面もあるでしょう。
半期で最も活躍した社員やチームを表彰する制度もあり、開発現場での成果を社内で評価する仕組みも整っています。
学び続けられる環境があるかどうかが、未経験からの成長を左右します。
当社のキャリアプランや各制度について気になった方は、下記エントリーボタンより、お気軽にエントリーください。
100名以上の
未経験エンジニアが活躍中!

プログラマーやシステムエンジニアの仕事で英語に触れる機会は多いものの、未経験の段階で求められるのは、エラーメッセージや技術情報を読む英語が中心です。
話す英語が必要になるかは、関わる工程や現場によって決まるため、英語が苦手なことを理由にエンジニアへの挑戦をあきらめる必要はありません。
まずはプログラミングの学習の中で出会う英語から、一つずつ慣れていきましょう。
当社のキャリアプランや各制度について気になった方は、下記エントリーボタンより、お気軽にエントリーください。
100名以上の
未経験エンジニアが活躍中!